冰之世界

评分:
6.0 还行

原名:氷の世界又名:The World of Ice / Ice World

分类:爱情 / 悬疑 /  日本  1999 

简介: 江木塔子(松岛菜菜子饰)是一位历次结婚对象皆猝死的高校教师,为了追查真相保险公司

更新时间:2019-02-16

冰之世界影评:野泽尚的采访

――昨年の『眠れる森』に続いて今回『氷の世界』もミステリーですね。

野沢 大体、テレビドラマって、今は主演のツートップが決まってから企画が始まるんですよ。『眠れる森』は「中山美穂と木村拓哉で何か」という、まさにそのパターンだったんですけど、今回は珍しく企画ありきのところからスタートしたんです。

――でも“月9”でミステリーというのは正直、驚きました。

野沢 “月9”が王道にしてたラブストーリーの手がなくなってきたってことでしょうねぇ。やっぱり『ロンバケ』でもう満腹感になった。あれを超えるものが出てないですよね。実は今回、“月9”っていう枠自体にもかなり抵抗あったんです。過去に降板したこともあるんで(野沢氏は96年『おいしい関係』を当時の月9的要望と合わず途中で降板している)。最初は『眠れる森』と同じ時間帯でやらせてほしいと言ったんですが、まあ枠の性格とかを考えなくてもいいという話も上層部の人からあって。じゃあやってみようか、と。

――保険業界を舞台に選んだんですか? やっぱり和歌山のカレー事件などがヒントに?

野沢 身内が犠牲になるパターンが圧倒的に多いわけですから、鬼畜的な犯罪を描くことができる。つまり一番現代が見えるモチーフなんですよ。“月9”がラブストーリーの王道をいっていた時代だったら、絶対通らない企画だったと思いますけど。背景が複雑でも、ディテールがしっかりしていればみんな見てくれるんだという確信を『眠れる森』で持つことができたんです。

――以前、インタビューで「視聴者の質を高めたい」っておっしゃってましたが、それがうまくいった?

野沢 ある殺気みたいなものを視聴者に与えるようなことをずっとやりたかったんですよ。一回も見逃さずに緊張感を持ってすべてのセリフを聞いてもらって、トイレに立つのはCMの時だけ(笑)。視聴者と作り手の間に緊張感がないようなドラマでも、楽しんで見ているのはどうしても許せない。

――ドラマって、3、4話くらいまで書いたところで1話目がオンエアされて、その視聴率を見て次の展開を調整するとかよく言われますよね。

野沢 テレビドラマは大体生き物として捉えられてきたんですね。視聴者の反応を見て作り変えていくというような。でも、僕は最終回まで12時間ドラマとして最初から考えて作っていますから、様子を見て直すことは絶対ないです。

――そういう書き方の脚本家の方ってほかに…。

野沢 皆無です。僕は正しい作り方としてそれしかやってこなかったんで、逆に先を考えずに書いていくなんてどうしてできるんだろうと、そっちのほうが不思議ですね。だから、僕のような脚本家が一人ぐらいいてもいいんじゃないですか(笑)。やっぱり自分の見たいものが世の中にないんで、自分で作ってみるかって気分はありますね。

(略)

――テレビと映画の違いは?

野沢 映画って、やはり監督のものじゃないですか。だから、映画だけではどうしても鬱屈してしまいますね。テレビのほうが常に中核にいるという実感がありますね。もちろん、テレビでも数字を取るばっかりじゃないっていう自覚はあるんですよ。自分が書くドラマのベースは13%だと思ってますし。それでも、年にワンクールずつ仕事があったんで。30%は一生に一回くらい取ってみたいなと思ってましたね。でも、30%取ると作家って変わるらしいんですよ、やっぱり(笑)

――『眠れる森』で30%取ったじゃないですか。何か変わりました?

野沢 僕は……あんまり。もともと儚いもんだと思ってますから。

(略)

以上、「週刊SPA!」1999年11月17日号より引用。




【シナリオ創作のノウハウ】
(『親愛なる者へ』のころ、)大多さん(大多亮プロデューサー)は当時『東京ラブストーリー』や『愛という名のもとに』で数字的な極みまでいっていましたからね。次にやるのは視聴率は気にしないで、冒険してみたい、と。彼は中島みゆきの『悪女』をモチーフにした不倫劇をやりたくて、僕は夫婦の恋愛ドラマをやりたかった。そこで思惑が合致したという感じでしたね。大多さんはトップの位置にいるプロデューサーでしたから、それに対抗するにはどうすればいいだろうって考えたんですよ。で、とにかく最終回までのプロットを作って、登場人物の細かな履歴書も作って、自分がこういうことをやりたいんだということを最初に見せてしまおう、と。やりたいことを100%見せて、その中で、7、8割でもできればいいという、そういう闘い方をしたんですね。そのやり方は、今でも連ドラを書くときの僕の基本となっていますね

多分、僕くらいでしょうね、そういう(連続のスタート前にプロットを全て作るという)やり方をしているのは。やっぱり連ドラは生モノで、視聴者と一緒に育てていくという感覚があるからなんでしょうね。それを一概には否定しないけど、僕にはそういう作り方は到底できない。12回なら12時間を1つのドラマとして、視聴者はそれを全部見るんだという前提で、最初から最後まで計算して作ります。その手法は『眠れる森』でミステリーをやり始めてから、特に生きるようになりましたね。ミステリーは計算しないとできないですから

脚本家にとって一番大切なのは、協調性ですよ。これは自分が小説を書くようになって非常によく分ったことですけど、やっぱり必要なのは人の海の間を泳ぐ才能ですね。いろんな要望の海の中を泳いで、それはやりますから、その代わりにこれは絶対やらせてくださいとプロデューサーと取引をしたり、どうしてもロケができないと言われれば、シチュエーションを変えたり、そういう柔軟さが必要ですよね。要するに脚本っていうのは、集団作業の楽しみが味わえる、極めて体育会系的なノリなんですよ。みんなで頑張って、1つの作品を作ろうという。対して小説というのは個人作業で、成功も失敗も全部自分のものという世界

 『親愛~』(『親愛なる者へ』)がちょうど結婚3年目だったんですよ。で、目の前の女と共に一生を生きなければいけないのかと考えたときに、恋人時代とは違う夫婦の恋愛をしないと、40、50年もとても一緒には生きられないという思いがあって。じゃあ、それは何だろうというのがテーマだった。次の『素晴らしきかな人生』では、家族から放たれるということを描きたかった。家族が家族として生きていくために、家族にこだわるんじゃなくて、1人ひとりが旅に出ていくという。放たれて、行って、また戻ってくればいいじゃないか、と。そういう存在として夫婦や家族をとらえようとした作品です。僕の場合、その時どきに感じていた自分の実感が作品にかなり出るんですよ。で、『この愛に生きて』のころは、自分と女房をつなげているのは、もう子供しかないんじゃないかと思って。じゃあ、その子供がいなくなったら夫婦は何でつながるんだろうというのを考えたドラマですね。打ち上げのときに(出演者のひとりの)山本圭さんに、ドラマでも子供を殺すなんて絶対にやっちゃいけないと言われて、それは結構グサッときたんですけど。ただ、子供を殺すというシチュエーションがないと、やっぱり自分の言いたいことは言えませんでしたからね。そういう風に3作夫婦の話をやってきて、ちょっと夫婦という関係に夢を見ようと思って作ったのが、『恋人よ』。結局最後まで抱き合わない、男と女が小指の温もりだけでつながるという…夫婦のロマンみたいなことを最後にやって、とりあえず夫婦というテーマは自分の中では終わったかな、と


【小説について】
 映画の脚本を自分でノベライズした『ラストソング』というのもありますけど、一番最初に書いた小説は『恋人よ』の原作ですね。あれは先に小説で原作を書いて、それを自分で脚色したんですよ。で、そのくらいから、乱歩賞を意識して書き始めて3年目にやっとという感じですね。『青い鳥』をやった年に取れました。脚本と小説を同時に書いていたことは、非常に精神衛生上よかったですね。人と会うのが面倒になったらこもって小説を書いて、それで人恋しくなったらまたドラマを書くために人に会うという。それが交互に入っていると一番いいですね。今後は、比重としては小説が多くなるとは思いますが、ドラマをやめるということは多分ないでしょう。自分の原作を自分で脚本にするという形でやっていくと思います。脚色というのは、まず原作を否定するんですよ。そうやって核心をむき出しにする。肉を削いで骨をあらわにするのが脚色の仕事なんですよ。自分の小説を自分で脚色するのは難しいよって山田太一さんに言われたんですが、まあ媒体が違うから別物と割り切って、ドラマでは違う形の作品ができると、僕は思っているんですけどね

【『青い鳥』(1997)について】
 (『青い鳥』のような)ロードムービーというのはドラマ制作者のあこがれですからね。お金と手間をかけて、それをやってやろうという。これが成功すればドラマも広がるなって気合いも入ってたんですけど…『青い鳥』に関しては消化不良でしたね。幸せというのはなんだろうというテーマがあって、僕はそれを最後に豊川(豊川悦司)氏に言わせたかった。幸せとはどういうものかということを極めて具体的に脚本の中に書いたんです。でも、それを彼は無言で分らせたくて、結局、削ったんですけど…。やっぱり、言わせなければ表現できなかったというのが、僕がそのシーンを見た感想です。まあ集団作業の一員としては、しょうがないなとも思いますけど。逆に集団でやるので、自分では思ってもいなかったものができるときもあって、それが楽しいですよね。このドラマでも土井裕泰監督が非常に優秀な方で、映画以上の重量感のある映像を作り出してくれた。またTBSに行くときは、あのチームで、今度はフラストレーションを解消しようと思います

【最近作『眠れる森』(1998)と最新作『氷の世界』(1999)】
 あれ(『眠れる森』)は中山美穂と木村拓哉という役者ありきで出発したドラマで、2人とも恋愛ドラマに飽きていたこともあって、ミステリーという形になったんです。連ドラでミステリーをやるというのは、ほとんど前例がなかったから、手探りしながらでしたけど、ただ、最終回までのプロットをあらかじめ作るという僕のやり方が一番生きた素材だったし、準備期間も十分かけられて、納得のいく仕事でしたね。実は『青い鳥』と『眠れる森』はテーマ的につながってるんですよ。僕は『青い鳥』で、人生はやり直しができるということを書いたんですけど、見終わって、そんなに甘いものかと思ったんですよ。人間はやり直しなんかできないんじゃないかって。だから『眠れる森』は、人生はやり直しなんかできなくて、すべてを抱えて生きていくしかないという話だった。それでも生き続けろという、ね。それはユースケ(ユースケサンタマリア)さんと木村さんの最後のシーンに集約されている。僕はそれがやりたかったんです。で、今度の『氷の世界』というのは、またそのつながりで…やり直しのできない人生を抱えて生きろっていうのは、言うのは簡単だけど、何か支えがなきゃ生きてはいけないだろう、と。それは何だろうというのがテーマ。要するに、それが“愛”なんだ、と。そうやって本物の愛を見つけていく主人公の物語ですね。タイトルは、人の体や命が簡単に金に変わってしまう、氷のように非情な世界という意味。保険金犯罪をモチーフにしてるんですけど、最近特にひどいですからね。書いてて、こんなことは起きないだろうということが現実に起きちゃいますから。そういう非情な世界の中で、人間は何をよりどころに生きていくのか。結局は、愛がこの世を救っていくのではないかというのをやってみようかなって

(以上、『TV LIFE秋ドラマの本』〈学習研究社〉より引用)
  • 6.4分 高清

    极光之爱

  • 7.4分 高清

    爱,藏起来

  • 6.4分 高清

    基友大过天

  • 7.1分 高清

    赤裸而来

  • 7.5分 高清

    萌动

  • 6.4分 高清

    神的孩子奇遇记

  • 7.5分 高清

    日后此痛为你用

  • 7.7分 高清

    非诚勿语

下载电影就来比兔TV,本站资源均为网络免费资源搜索机器人自动搜索的结果,本站只提供最新电影下载,并不存放任何资源。
所有视频版权归原权利人,将于24小时内删除!我们强烈建议所有影视爱好者购买正版音像制品!

Copyright © 2022 比兔TV btutv/miuwa/xinkz.com